名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
「村上海賊の娘」を読む

「村上海賊の娘」を読む

一昨年の本屋大賞を受賞した本である。浦安市の図書館にリクエストした段階では700何番目で気の遠くなるような人気であった。大体10-14日で皆が返却するとすれば20年後になりそうであった。図書館で多分20冊程度購入していたのか約1年後に順番が巡ってきた。約500頁で上下巻の二冊である。

皆さんの中でも読んだ方がいると思いますが、私の読後感が「がっかり」「疲れた」というのが率直な感想である。まず、果たして2冊にする必要があったのかということ。また、戦いの場面を詳細に沢山書いてあるが、私は疲れたというのがここである。

ただ、歴史資料を沢山よんで纏めているので努力賞に値する。私は大阪の和泉の出身であるので、戦争場面が大阪湾で、信長側の海賊は今の関空のある淡輪にある真鍋海賊であり、一方村上海賊は毛利側で大阪本願寺に米を搬入するための戦を描いており、多くの土地名が出てくるので、この点興味をもって読んだ。私の実家の泉大津にも海賊がいたようである。

読んでいて2冊にしたものを本屋が選んだいうことは、売上が倍増するので成程と勘繰りたくなった読後感が率直なところである。

20160306_murakami

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