名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
我が家の猫の額ほどの庭から梅

我が家の猫の額ほどの庭から梅

我が家の猫の額ほどの庭に大きな顔をして立っている梅の木(私がイラン駐在から帰った1985年に植えた)が今年はたくさんの実をつけた。

例年は梅干しを10 kgくらい作っていたが、今年はそれでは追いつかなく、かなりを捨てることになるので何か良い使い道はないかと考えた。

梅酒は梅の実の代表的な使い方であるが、この場合最終的な製品の量は梅の量の倍くらいに増えてしまうのである一定量以上はその保管場所に困ってしまう。

1.  梅エキス

その時思いついたのは子供の頃腹具合が悪いときに母親が良く飲ませてくれた梅エキスである。これなら10kgの梅でも200gr位に濃縮されるので、大量の梅を処理するにはちょうど良いと思った。

インタ―ネットで作り方を調べたところ、梅を卸し金で卸し、布で越した液を単純に煮つめればよいと書いてあった。実際に取り掛かった時、卸し金で擦るのは、梅が小さいうえに、卸していく時の果汁で滑りやすく、5個ほどは頑張ったがとても10kgもの梅を下すとこはできないことに気が付いた。その時に今から30年ほど以前に、駐在で行ったイランの持って行き持ち帰ったミキサーを思い出し、それで擦り卸す代わりに擂ることにした。

最終的にはミキサー⇒擂る⇒煮詰める の作業の末に、約8kgの梅から約200grの梅エキスができた。しかし最後の火を落とすのが早すぎたのか、昔食べたときに比べると少しゆるく出来てしまった。しかし口に含んでみると以前と同じであったので、今年は「まあ良し」とすることにした。

今年は思いつくのが6月に入ってからで、時期的に少し遅かったのでこの8kgしか処理できなかった。

来年は、おそらく裏年になるので、今年ほどは実がならないと思うが、もしそれなりの量がなったらもっと沢山作ってみたい。

2.  梅ジャム

梅エキスは青梅で作るので余程遅くならない限り、いつでもまとめて作ることができるが、梅ジャムは完熟梅―それも完全に熟した梅で作るーので、まとまって手に入れるのがかなり後半になってからである。

6月に入ると熟した梅がその順に地面に落ちてくるが、しかしはじめの頃は個数が非常に少ない。一定量が溜まるのを待っていてははじめのものは腐ってしますので、それらは申し訳ないが捨てていく。しかし6月の中旬になると熟した実が多くなり一度に落ちる量が増えてくるので、2日位で3-4kgになった時にそれらを集め、大きく傷んだ部分のある梅の実は取り除いていく。健全な実は土鍋で梅ジャムを作った。

今年は先に書いたように、梅の実が沢山なったので、梅ジャムは3回作った。

1回目は落ちた梅の実を拾い集め、それから作った。しかし梅の実をつけたまま土鍋に入れたので、それをジャム作りの途中で取り除くのに気を取られて、なべ底を焦がしてしまった。

2回目は前回の反省から、最初から梅の種を取り除いてから開始した。又前回焦がしたので火を弱くした結果、濃縮不足で少しすっぱいものが出来上がってしまった。

3回目は全2回の反省と、新規の挑戦として、裏漉しをすることとした。作業内容は今までと同じであるが、濃縮過程の初期の段階で裏漉しをしたので、すごく滑らかなジャムになり、また濃縮に専念できたので、今までにない出来上がりであった。

来年からはちょっと時間が余計かかるが、焦がす心配もなく、また滑らかに出来上がるのでこの方法で作ることにする。

3.  梅干し

今年も例年と同じく梅干しを作った。第3回目のジャム作りと同じ日に木から熟した梅を取り、皮の部分に傷のないきれいな梅の実を選んだ。今年は全体にたくさんの実がなったために約20kg位が準備できた。しかし梅干し用の樽(ポリ製)の制約で最大でも12kgしか漬け込むことができなかった。(12kgの梅干しでは一人が毎日1個ずつ食べても1年は十分にある。)

約1カ月間漬け込み、7月下旬に土用干しとなる。

今年は例年になく忙しい6月であった。

2014/6/28

西村 和晃

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コメント

  • 前田和男 より:

    私の家にも梅の木があるが全く気ままなものである。数年前に急に実がなったが、今年は1ー2個しか実がつかなかった。