11月9日、東京中野サンプラザで開催された名工会東京支部の総会でノーベル賞候補の春田正毅(はるたまさたけ 首都大学東京大学院教授)の講演を聴講した。
表題は「現代の錬金術:金のナノテクノロジー」で、不活性な金が担体(Fe,Pd他)となる物質の選択、金のサイズを10nm以下、担体と金の接合周縁部が長いという条件を満たすと優れた触媒になることを明らかにた。副生物の生成が少ない優れた触媒機能を有することことで、その後、触媒化学分野で注目されることになったとのこと。研究業績の経緯や今後の展望について一時間弱非常に丁重に説明され、全く知識のなかった分野であったが判り易かった。
これ等の研究成果の実用化は進んでいるが空気清浄器にも応用されているようである。
今年のノーベル化学賞の受賞はならなかったが、NHKTV始め、日本の各メヂアでは候補の一人として紹介されてていたのでご存知の方も多いと思う。近い将来に受賞されることを祈念したいと思う。
講演の後の懇親会でも気さくに歓談されていた。
講演の時と懇談時の写真(三山さんとD39竹林さんとの歓談)、今回、参加したD383人(三山さん、寺尾さん、宮口)の写真を添付します。
11月12日 宮口記
名工会春田正毅氏講演会会場
講演する春田正毅氏
会場で春田氏と懇親するD39竹林、三山さん
会場での寺尾、宮口、三山さん
こういう投稿は大歓迎です。写真も添付され、状況が良くわかります。同窓の諸君が関わった話題のアップロードを今後も楽しみにしています。