いつもの通り浦安市の図書館より「大班」という本を借りた。題名は中国語である。日本語では「ボス」というのが適当と筆者が書いている。内容は、中国通の筆者がノンフィクションと言う半分モデルあり半分筆者の聞きかじり、経験をもとにした小説と思った方が良い。筆者は、中国人と同じ目線で生きるというか我々の常識では悪と思う中国の常識を逆手にとってしぶとく生きる日本人を主人公にしている。しかし基本は、性善説にたつ日本人でなく、性悪説の中国人にならないと中国では生きていけないし、ビジネスで失敗すると言っている。私は、中国の蘇州、上海の郊外にある南通市に約半年住んだ経験とコンサルタント言う業務しか経験がない。しかし、この本の第６章「チャイナ・オペレーション」の中で。主人公が日本から派遣された新人勤務者に先輩として中国のビジネスの方法を伝授する内容には、納得する。同窓の皆さんで中国ビジネスに経験のある宮口、福田、三山等も是非図書館で借りて読んで頂いて感想文をお願いしたい。筆者は中国4000年の歴史ある賄賂社会は簡単に治らないと言っているが、私は、中国のビジネス社会や共産党が支配する賄賂システムに決して賛同できない。しかしアジアや中東ビジネスを目出すAIIBに対する中国の進む道は理解する。 (2016/03/28 前田記)
