浦安図書館から借りた本を読んだ。この黒い将軍とは忘れられた英雄のアレックス・デユマという今のハイチの植民地でフランスの不良貴族と現地の黒人女性との間に生まれた混血男性である。13才の時に故あってフランスで教育を受けて、軍人として才能を発揮して将軍まで登り積めた人である。フランス革命、イタリア征服、エジプト遠征等の動乱寺にナポレオンと巡りあって確執を生んだ話である。皆さんデユマという名を見て閃きませんか、子供の頃読んだモンテ・クリスト伯や三銃士を書いたアレクサンドル・デユマの父親だと言うことです。又、この人の子供が劇作家としてオペラの椿姫を書いたそうです。
ルーブル美術館を訪れた人はナポレオンが白馬に股った姿でアルプス超えする名画を観たでしょう。しかし、これはナポレオンが後日描かせたが、実際は砲兵隊長だった彼がアルプス超えを行ったのはロバに乗っていたそうである。実際、馬で超えたのは竜騎兵隊だったデユマの連隊だったそうである。
この本の作者トム・リースはニューヨーク生れで、卒業後日本に1年滞在してロックバンドを結成、ヤクザ映画に出演した経験もあるとのことです。この本を元にハリウッドで映画化の計画もあるそうです。 (前田 記)
心筋梗塞の投稿以降次々の投稿興味深く拝読しています。
今回のデュマにまつわる逸話は面白いですね。
オペラ好きの前田さんらしく椿姫との落ちが付いてるのもさすがです。
2015.6.20宮口 守弘