名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
画家、カラヴァッジョについてーーーー前田和男

画家、カラヴァッジョについてーーーー前田和男

画家カラヴァッジョについては、絵を描く人、描かなくても美術に興味があり、美術館を訪れる人は一度は耳にした画家ではないだろうか。

私も、退職後、船橋の水彩画教室で習い始めてから美術館に通い始め、自分のデッサン、着色の色使い等の手本にしようと思い立った。

2001年に東京都庭園美術館で開催された「光りの影の巨匠ーバロック絵画の先駆者たち  カラヴァッジョ展」行って衝撃を受けたというのが実感であった。普通は2-3枚の絵ハガキを買うのが恒例の鑑賞方法であったが、この時は、初めてガイドブックを購入した。この時は、カタログで「エマオの晩餐」が絶唱されたいた。(注:この絵は、後日、家族でミラノへ行った時”ブレラ美術館”で再会した。)

その後、業務で2-3度ミラノに出張で訪れた時に、ミラノ大聖堂の南徒歩5分ほどの近くにあるアンブロジアーナ美術館で「果物かご」という彼の勇逸の静物画を観た。初期の作品ということで以降の彼の画風からすると信じられない絵であった。ただ、彼が描いた「果物かごを持つ少年」の果物も写実的な素晴らしい静物を描いてあるがーーー。

果物かご

最近、「カラヴァッジョ」について出版された書籍が浦安市図書館で借りることが出来たので読んだ。550ページもあり借りて持って帰るのも重い本であった。(注:価格も5,600円)

 

私は、その後、家族旅行でウイーンでウイーン美術史博物館、ロンドンでナショナル・ギャラリー、パリでルーヴル美術館、ローマでボルゲーゼ美術館、フィレンツェでウフイツイ美術館、ミラノでブレラ美術館、ナポリでピオ・モンテ・デラ・ミゼリコリディア聖堂でとカラヴァッジョの名画を追い求めて来ました。

 

 

 

 

 

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コメント

  • 鈴木直久 より:

    カラヴァッジョと貴兄の画風が結びつかなかったと書いたのは絵画理論に疎いわたしの不明でした。申し訳ありません。

  • 前田和男 より:

    鈴木さん
    コメント有難う御座いました。東京都庭園美術館には(エマホノ晩餐)と(果物かごを持つ少年)の今で言われる大作2点が有りました。その果物の写実性がミラノにある(果物かご)とそっくりです。
    それから彼の(光と影)という描き方は私の先生の理論(立体的に見せるには光と影、陰か?)という教えに通じています。
               前田和男

  • 鈴木直久 より:

    「カラヴァッジョについて」というブログには驚きました。前田さんと彼の画風が結び付かなかったからです。わたしが退職して大津市に転居したのは2002年ですから、2001年に東京都庭園美術館で開催されたカラヴァッジョ展をわたしも見ました。大作はありませんでしたが、彼の展覧会を見たのはそのときだけでしたし、時代を先駆ける彼の新鮮なリアリズム表現に感動しました。古いファイルにその展覧会のパンフレットが入っていますが、それに印刷されている《果物かごを持つ少年》は丁寧に修復されているのでしょうが、実に新鮮で見事です。