Ⅰ、前報に続いてヤン・ファン・エイクの絵画の先進性について作品「最後の審判」などについて記述する。
1.「キリストの磔刑」と「最後の審判」 1440~41年、メトロポリタン美術館 2010-11-23 鑑賞
本作品は制作年や三連祭壇画の両翼かディプティク(二連画)なのか、画家はファン・エイクか他の画家の
手が入っているのかなど議論されており結論には至っていない点がある。最近の情報ではファン・エイクの遺作の作品の一つで、「最後の審判」の上部はファン・エイクの下絵をもとに工房の助手の手で完成されたという見解が支配的ではあるが、まだいろいろ議論されている。
ファン・エイク私論-その6-まとめ