我々の後輩、D45年卒の首都大学教授、春田正毅氏がアメリカの権威ある調査機関により2012年度ノーベル化学賞候補(金触媒による化学合成新技術の開発)に挙げられましたが、惜しくも同年度ノーベル賞を取ることはできませんでした。2013年度に授与されますこと、切に希望しています。
春田正毅氏は昭和45年3月名工大工業化学学科を卒業後、京大大学院博士課程を修了、昭和51年通産省工業技術院、大阪工業技術試験所に入所、主として触媒化学の研究を行った。平成8年より約10年間は大阪大学教授を併任、平成18年首都大学教授に移り、現在に至っています。
ノーベル賞の対象は金の超微粒子触媒を使った化学合成技術の開発です。有毒な一酸化炭素や有害なホルムアルデヒドの常温酸素酸化技術はその一つで、空気浄化に実用化されています。その他、多くの製品が金触媒化学合成技術により生まれています。
今年11月9日(土)名古屋工業会東京支部では支部総会の開催に合わせ、春田教授の特別講演
会開催を計画しています。多くの方のご参加を希望いたします。
名古屋工業会東京支部総会・特別講演会開催の要領
日時・平成25年度11月9日(土)
開場 14:00
支部総会 14:30~15:00
特別講演会 15:00~16:00
「現代の錬金術:金のナノテクノロジー」 春田正毅教授
懇親会 16:30~18:30
平成25年8月22日 三山雅敏(文責)
文章の折り返し点を修正しました。(前田記)