名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
19日

皇居にあるミュージアム(三の丸尚蔵館)と庭園(皇居東御苑)について、山本雅晴

皇居にある上の二つの施設はご存じの人も多いと思いますが、私のよく行くところでまさにMy Museum と My Garden です。この件について最近のトピックスを含めて簡単にご紹介します。

Ⅰ、三の丸尚蔵館:詳細はホームページに記載あり、現在新館建設中で令和3年12月13日~令和6年秋まで休館

  • 場所・利用要領:大手門から入場が便利、月曜日・金曜日が通常の休館日
  • 所蔵品と展示:天皇家に受け継がれてきた絵画・書籍・工芸品・近代絵画・近代工芸品など約9800点。昭和天皇の死後現行天皇から寄贈され国庫に帰属した作品類を展示・公開するために1992年6月に建設され、1993年11月3日に開館した。絵画や絵巻には国宝級、重要文化財級の作品が多い。今までは皇室の所蔵品は慣例から国宝・重文指定はされてなかったが、最近この慣例が改められ指定されることになった。
  • 2021年9月30日付で次の5点が国宝に指定された。詳細はウィキペディア「三の丸尚蔵館」に記載あり。
    • 蒙古襲来絵詞 ② 春日権現験記絵巻 ③ 狩野永徳「唐獅子図屏風」 ④ 伊藤若冲「動植綵絵」30幅。

この絵は人気があり、小生も1994-6に初めて鑑賞した。あちこちの展覧会に引っ張りだこのブームを引き起こした。若冲については別途報告したい。⑤ 書家小野道風の「屏風土代」

4.これらの所蔵品の展覧会はテーマを決めて数回/年開催されてきた。小生は1993年11月から2021年12月までに開催された約30年間の展覧会のほとんど(168回)を鑑賞した。この展覧会は無料で交通の便が良いので、外国人にも人気があり入館者の30~40%を占めている。展示面積が狭いので展示品は少ない。15分くらいで鑑賞できてちょっと見るには便利だが大きなテーマの中身の濃い展示会はできなかった。このため、現在の尚蔵館の隣に今までの約10倍の展示面積と収蔵庫を併設して新館を建設することになり、現在工事中。新館ができれば若冲の「動植綵絵」30幅も一堂に展示できる。下の写真は2021-11-17の建設現場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新館建設中の「三の丸尚蔵館」2025年完成予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの「三の丸尚蔵館」

 

Ⅱ、皇居東御苑

小生はJR東京駅または地下鉄東西線の大手町駅 or竹橋駅から徒歩で行く。ホームページに地図・開花情報が

丁寧に表示されているので予め見て出かける。三の丸尚蔵館と東御苑をセットで観光する人が多い。

皇居東御苑の入園者の統計が、昭和43年(1968年)~令和2年(2020年)まであり、外国人の入園者比率も記述され

ている。これによればコロナ禍の始まる前の4年間では外国人の入園者比率が40%を超えていた。

あまり派手ではないが四季折々の多種類の花々がよく手入れされて植えられています。ここは月曜日と金曜日が

休園日で、新館建設中の尚蔵館は休館していても開園される。臨時の休園日もあるので予め確認してお出かけください。