名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
フランソワ・クープラン(1668-1733)の葦、鈴木直久

フランソワ・クープラン(1668-1733)の葦、鈴木直久

今回はクープランの葦を紹介させていただきたいと思います。
正式名称はクラブサン曲集第3巻第13組曲第2番葦という、実に美しい小品です。

手元のクープラン:クラブサン名曲集のCDに含まれていますが、私たち現代人にはピアノ演奏の方が聴きやすいと思います。

するとスペインの女性の名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)の演奏が思い出されます。というのも、若いころに彼女が演奏するピアノ小品集で、初めてこの曲を聴いて魅せられたからです。そのLPを含めてLPレコードの大半を、退職に伴う引っ越し時に処分してしまったので現在はありません。

ところが今日ネットで検索して、懐かしい彼女の演奏を見つけました。「ラローチャ 葦」と入力すると、「南亭雑記 南回廊」と題するブログがありますが、それがこの曲をテーマとしたもので、彼女のカラー写真付きの演奏を聴くことができました。
実際の葦よりも優雅な葦が、風に揺れる様子が目に浮かぶようです。録音も良好ですから、是非彼女の演奏をお聴きください。

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コメント

  • 宮口 守弘 より:

    鈴木直久様

    またまた、素晴らしい曲のご紹介ありがとうございます。
    前回のジャズの話とは違ったクラシックの曲とピアノの名演奏の話で、楽しまれてきたレパートリーの広さ、深さに感心します。

    入力の仕方も紹介されているので簡単にたどり着き、早速、聴きました。

    心地良い旋律ですね。葦の解釈は色々あるようでブログの記事も興味深く読みました。

    次の貴兄の投稿が楽しみです。

               2019,11.5 宮口 守弘