名古屋で4年間の学生生活を送った私には「御園座」は懐かしい名前であった。しかし、歌舞伎の公演には足を運ばなかった。
最近、家内は歌舞伎に魅了され、毎月1回は、東京の歌舞伎座通いをしている。従って、毎月のチケット購入は大変である。発売日には二人で携帯電話2台、固定電話1台で電話を繋ぐために努力する。ここ10年ぐらいで一番早く繋がったのは開始後2分、大概20-30分で漸く繋がる。希望の席があれば喜び、少し奥まった席だと嘆く毎月である。
名古屋御園座はここ3-4年は、既設の建物は壊して建て替え中であったそうである。漸く完成して、この4月は杮ら落とし公演が計画され、松本幸四郎一家の襲名披露公演となった。
たまたま、ここ1年ばかり闘病生活していた義兄が回復し、その快気祝いを兼ねて歌舞伎鑑賞、食事会が計画された。しかし、チケットの入手が困難で漸く入手できたのが、4月4日の夜の部であった。D38東京ゴルフ会は半年前から4月5日と決まっていたので、バッティングに頭を抱えたが、やはり快気祝いを優先し、宮口さんの幹事で行われる花見ゴルフは欠席させて頂いた。
というわけで、名古屋に縁のある同窓の皆さんにも、御園座の杮ら落としを書いてみることにしました。建物は隈建築家の設計で、高層ビルの下部が御園座、上部階はオフィスとなっている。御園座界隈は、お祝いムードであった。名古屋に寄られたら、建物を観るのも良いと思います。
御園座入口
緞帳(クリックすれば拡大されます。)
(2018/04/08 前田記)
宮口さん
コメントありがとうございました。私も、こんな高額チケットで鑑賞したのが初めてでした。過去に、正月に浅草公会堂で若手役者の歌舞伎、歌舞伎座での家内に連れられて3等席というぐらいでした。演目の勧進帳は、有名な義経と弁慶等が奥州に落ち武者として関所で足止めされる内容ですが、後の2題は、初めて観るものでした。
しかし、ほぼ満席の御園座でした。帰り、足を延ばして、京都泊で東寺の夜桜を観ようと夕方6時頃入場門に行ったが警備員に桜について聞いたところ来るのが1週間遅かった。緑の葉っぱしか見れませんと言われホテルに戻った。翌日、大阪の両親、長兄、弟の墓にお花と線香を手向けて、次兄の家に立ち寄り2時間の談笑を3年ぶりにして夕方遅く帰りました。しかし強風に弱い京葉線の為に30分遅れてしまいました。