名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

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前田・宮口・三山
水彩画、高尾山の山頂からの富士山

水彩画、高尾山の山頂からの富士山

私は絵画のホームページ「Gallery 前田」を運営していることは同窓生の皆さんにもお伝えしていますが、絵画に興味がない人もおられるので同窓生のホームページのように新規投稿の度にお知らせしていません。ただ、今回、宮口さんの写真に心を動かされて描いた絵を上記ホームページに載せたところ宮口さんから皆さんにも観て頂いたらどうかと助言を得たので、転記することにしました。併せて、宮口さんより頂いた有難いコメントも転記しました。
さて、私は、心筋梗塞を患ってから登山等の息が切れる運動は駄目になりました。従って、友人たちの山岳写真を羨ましく眺めていました。今回、友人が撮影した高尾山の山頂からの富士山を見て、絵心が触発されました。特に中景の山々と遠景の富士山を近景の紅葉がハイライトしています。ただ、写真の紅葉の赤がきつすぎるという家内の助言で絵では抑え気味にしました。カメラによって色彩が違うものですね。いつもスマホのGalaxy S6で撮影しているのですが、綺麗すぎるところがあるので、カシオのEX-H20Gデジカメで撮影したのが実画の色彩に近いので入れ替えました。 また、昼間と夜間の撮影で色彩が変わりますね。昼間の方が更に実画の色彩に近いです。             (2016/12/17  前田記)

高尾山の山頂からの富士山 F4号セ・ア・グラン紙(キャンソン)  2016/12/17    昼間に撮影、フラシュ無し

高尾山の山頂からの富士山 F4号セ・ア・グラン紙(キャンソン)  2016/12/15  夜間撮影、フラッシュ無し

宮口さん撮影、高尾山登頂記より拝借

*****  宮口さんのコメント 転記  *******

写真の提供者の宮口です。写真が見事に変身しているのに感心しました。わたし自身版画にも出来ていないのに貴兄の創作力に脱帽です。
富士山は今まで有名な作家のものは版画でも、油絵でもかなり誇張して高さをかなり誇張して描いているものが多くです。今回の前田さんはほとんど写真通りで不明瞭な輪郭がクリアーになっていてよい作品になっていると思いました。版画では雲の表現に苦労しますがうまく処理されています。少しカットしても良かったかな?でも富士山までの距離感が出
でいて素晴らしいです。 作品にしていただき有り難うございます。  (2016.12.15 宮口記)

 

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コメント

  • 前田和男 より:

    宮口さん、鈴木さん
    コメントをありがとうございました。いつも、絵を描いていて、実物との色彩描写で苦労しています。先生は、色の感じは描く人のその時の気分で、変わり得る。従って、限られた時間を考えて色彩には拘らず、陰影を的確に捉えて立体的に描くことを心掛けると指導してくれます。ただ、私自身は24色の絵の具を混色して実物に近い色を目指しています。
    確かに美術館で見る画家の絵は、色彩よりも構図に重きをおいているようですね。ただ、ルネッサンス時代の画家は、根気がありますね。子細に、かつ現実的に色彩を配置していますね。 (2016/12/21. 前田記)

  • 宮口 守弘 より:

    絵画の写真撮影は難しいですね。自然光でいかにうまく撮影するか
    ですが、前田さんの作品に近いのが昼間の撮影であるのは納得です。
    釣果の撮影には最近は夕方ベランダでの撮影に心掛けています。

    木版画の会の毎年発刊する会誌に版画の作品の写真を掲載します。
    仲間の写真好き会員が作品を撮影しますが作者と色調などで調整が必要な場合があります。印刷時にも変化する場合があります。
    記録に残すためと考え、私はあまりこだわっていません。

                   2016,12.20 宮口記

  • 鈴木直久 より:

    写真と並べていただいたので写真との違いがよく分かって面白いですね。ユトリロが写真に基づいてパリの街を多く描いていたことを思い出しました。
    写真では近景の紅葉が見事ですが、絵の主題が富士山ですから、奥様ご指摘のように紅葉が強すぎるし、その向こうの青い山並みも同様ですから非常に適切に処理されたと思います。
    気のせいか富士山の形が、セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山のそれに似ているような気がします。
    それはともかく近景の紅葉の木々の描写に、高い水彩画技術が如何なく発揮されていて感嘆します。