去年の京都でのD38のクラス会からもうすぐ1年である。その時、比叡山、大原のバスツアーに参加した。大原散策の帰り道沿いで「星アジサイ」との名称で売っていた小さな苗を1つ購入した。
自宅のベランダで育てていたが先月(5月)下旬から咲き始めた。一年目にしては上手く育ったと思っている。アジサイは水切れにならない様に気を付けれは良いのでこまめに水やりをした。受け皿に水がたまる程度でも根腐れの問題ない。
しかし、昨年大原三千院の庭で見たこのアジサイの花の色は青系で、自宅の鉢植えの花の色は赤系である。アジサイの花の色は土のPHで変わると言われている。弱アルカリ性の土だと赤系、酸性だと青系になるようである。花の咲いていない脇芽を採って挿し芽にした。この挿し芽が育ち苗になったら酸性の土(ピートモスを混ぜた赤玉土)で育て三千院の庭で見た青系の花が咲くかを確認したい。。
苗を購入した時の看板には「星アジサイ」と書いてあったが、加藤元久さんやアジサイに詳しい友人から「七段花」であるとのコメントを貰い、ネットで調べた結果「七段花」であることを確認した。ネットの写真はいずれも青系の花だった。
「七段花(シチダンカ)」は江戸時代に園芸用としても栽培されていた。シーボルトがオランダに帰国してから書いた「日本植物誌」で紹介された後、日本では誰も見た人はいなくなり、「幻のアジサイ」と呼ばれていたが、130年後の昭和34年に六甲山で発見され、一躍話題になったと言われている。
①ー1ベランダで咲いた七段花
①ー2七段花の拡大
②七段花挿し芽直後
③ー1大原三千院「七段花」
③ー2大原三千院「七段花」
これから挿し芽が順調に育ち、来年か再来年に青系の花が咲いたら再度このHPで報告したい。
(2016年6月6日 宮口記)