名工大 D38 同窓会

名工大 D38 同窓会のホームページは、卒業後50年目の同窓会を記念して作成しました。

 管理者     
前田・宮口・三山

ペア碁が面白い、神奈川県で優勝     肥塚

肥塚さんが、囲碁教室を友人たちと運営していることはご存知と思います。お孫さんのような可愛い小学生とペアを組んでの競技大会参加、優勝は囲碁を趣味にしている同期生の皆さんは羨ましい快挙と映っているでしょう。先日の昼食会での近況報告で聞いたので是非にと投稿頂きました。

ただ、我々のホームページを誰が訪問しているか解からないので、可愛い小学生の女性をホームページ上に載せるのには管理人として躊躇したのでモザイクを掛けさせて頂きました。メールアドレスで、ご連絡している皆さんには別途メールに添付で送ります。女性のお孫さんをお持ちの方は優勝で喜ぶ可愛い顔に思い当たることもあるでしょう。(管理人)

私はここ6-7年、ペア碁の面白さにはまっています。ペア碁は男女がペアで 交互に着手することにより、対局する。もちろん、対戦相手も同じペアである。自分のパートナーの着手について言葉による指示、示唆はもちろんのこと、身振り、素振り等によるヒントも一切禁止である。着手のみでパートナに意志を伝達せねばなりません。自分だけで、最善手を打っても直ぐに破たんします。次に打つパートナーのことを考慮して、選択せねばなりません。

その場合、上手(通常、男性)は 下手が打ちやすいような手を選択するのが1つの現実的な解でしょう。そして、結果責任はすべて上手が負う覚悟が必要です。

どうしてはまるのか、勝ったときの喜びが何倍も大きいこと、パートナーの成長が実感出来ることなどが挙げられます。私も教室の生徒さんとペアー組んで何度も出場しましたがなかなか結果を出すことが出来ませんでした。頭で理解しても、実践するのは難しい?。

神奈川県では毎年10月に親善ペア碁大会(これまで6回)が開催される。ペアの棋力によるハンデ戦ですができるだけハンデを少なくなるように、クラス分け(各クラスは8ペア)し、その中で対戦し、3勝すれば優勝です。昨年10月、私は小6の可愛い少女(初段)とペアを組み、Bクラス(上から2番目)で、優勝しました。対戦前、各ペアのメンバーを見たときはとても優勝なんて考えられませんした。唯、云えるのは私のパートナが1戦毎に強くなっていることを実感できたことです。柔軟な頭脳を持った子供だからできることと思います。凄いですね!

私と彼女の出会いは私が審判長をしている囲碁大会に何度か参加され、その際に目にとまり、彼女の通っている囲碁教室の先生にお願いし、ペアを組むことになりました。初陣は一昨年の9月で、残念ながら栄区の予選で敗退してしまいました。その時の彼女の感想が「囲碁でこんなに考えたのは初めてで大変疲れたが面白かった」でした。それから1年後の見事なリベンジでした。

ますますペア碁が面白くなりました。

                         以上

 

 

世界の中の「囲碁」

「囲碁」は中国を発祥の地とするが、日本に伝来(遣唐使によってもたらされた)以来、日本で発展、深化し、世界に普及させたのも日本人であり、今では世界60カ国以上の国で、親しまれている。

 その点では日本は「囲碁」での世界の中心であった。才能ある若者が集まり、切磋琢磨して、日本で強くなり、世界に発信していた。

その筆頭が呉清源、林海峰であり、趙治勲でもある。もちろん、日本人も率先して、指導的役割を果たしてきた。 

 しかし、20年程前から、世界戦で、日本は勝てなくなり、韓国が台頭、今では中国も加わり、しのぎをけずっている。日本は台湾と3位を争うのが精一杯であり、これからも続きそうである。

 日本棋院もようやく、重い腰をあげ、対応しつつありますが、簡単には解決できそうにない。

 現状をもう少し詳しく、見てみると囲碁人口が昔と比べて、著しく減少している。特に20代から50代にかけてが顕著である。かっては、囲碁人口が600万程度といわれたが、今は半分以下であろう。例えば、囲碁の関東大学リーグは昔、8部で切磋琢磨していたが今は3部までしかないのが現状である。

 結局、高い山を支えるには広い裾野が必要であり、失われた何十年を簡単には取り戻せない。

 私も、地域での地道な普及活動に関わっていますが 今、願っていることは学校教育に取り入れてもらうことです。

 幸い、少しづつではあるが、クラブ活動ではなく、正規の授業に取り入れる学校も出てきています。又、囲碁で単位が取れる大学も増えています。さらに、昔と比べて、女性の愛好家は確実に増えています。

これらの希望が実り、世界において、日本が復権する日がくることを願っています。おそらく私の存命中は無理でしょうが

 幸い、私の居住する横浜市栄区では、100名にのぼるボランテアが囲碁の普及活動に参画しており、大きな力を発揮しています。

私も楽しみながら、充実した老後の糧にしていきたいと考えています。 持病のCOPDと共存しながら!

管理者から持ち回りの投稿を指示されたので次回は名古屋の津田孝雄さんにお願いします

2015.1.30 肥塚淳次